『反東京オリンピック宣言』

【編著者】小笠原博毅・山本敦久

【判型】A5判、並製
【頁数】272頁
【定価】本体2,200円+税
【コード】ISBN978-4-906738-20-5

開催を返上・中止せよ!!

 

「アンダーコントロール」などという安倍首相による世界に向けた破廉恥なまでの虚偽発言、
裏金不正疑惑、抵抗するアスリートの排除、
野宿者排除・人権蹂躙、だるま式に膨れ上がる開催費用/まやかしの経済効果、
環境汚染、置き去りにされる福島復興・原発対策……
様々な問題が山積・噴出しているにもかかわらず、なぜ東京でオリンピックを開かねばならないのか?
政府・東京都・広告業界、それらと一体と化したマスメディアが、
これらの問題に目を耳を口を閉ざして歓迎ムードを醸成、反対の声を抑圧するなか、
2020東京オリンピック開催に対して、
スポーツ、科学、思想、哲学、社会学などの研究者・活動家ら16人による根源的な異議申し立て。

 

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【目次】

巻頭言

イメージとフレーム――五輪ファシズムを迎え撃つために
鵜飼 哲


第Ⅰ部 科学者/科学論

私のオリンピック反対論――スポーツはもはやオリンピックを必要としない
池内 了

災害資本主義の只中での忘却への圧力――非常事態政治と平常性バイアス
塚原東吾


第Ⅱ部 レガシー

先取りされた未来の憂鬱――東京2020年オリンピックとレガシープラン
阿部 潔

「リップサービス」としてのナショナリズム
石川義正


第Ⅲ部 運動の継承

メガ・イヴェントはメディアの祝福をうけながら空転する
酒井隆史

貧富の戦争がはじまる――オリンピックとジェントリフィケーションをめぐって
原口 剛

オリンピックと生活の闘い
小川てつオ

反オリンピック
ジュールズ・ボイコフ(鈴木直文 訳)

祝賀資本主義に対抗する市民の力
鈴木直文

ありがとう、でももう結構――オリンピック協約の贈与と負債
フィル・コーエン(小美濃 彰・友常 勉 訳)

トラックの裏側――オリンピックの生政治とレガシー・ビジネス、そして効果研究
友常 勉


第Ⅳ部 アスリート

競技場に闘技が入場するとき
小泉義之

アスリートたちの反オリンピック
山本敦久

なぜ僕がいまだにオリンピックを憎んでいるのか
テリエ・ハーコンセン(山本敦久 訳)


反東京オリンピック宣言――あとがきにかえて
小笠原博毅

 

【執筆者紹介】 掲載順

鵜飼 哲(うかい・さとし)一橋大学大学院言語社会研究科教授(20世紀フランスの文学・思想)

池内 了(いけうち・さとる)総合研究大学院大学名誉教授、名古屋大学名誉教授(宇宙物理学)

塚原東吾(つかはら・とうご)神戸大学大学院国際文化学研究科教授(科学社会学・科学技術史)

阿部 潔(あべ・きよし)関西学院大学社会学部教授(メディア/コミュニケーション論)

石川義正(いしかわ・よしまさ)文芸評論家

酒井隆史(さかい・たかし)大阪府立大学人間社会学部教授(社会思想史)

原口 剛(はらぐち・たけし)神戸大学大学院人文学研究科准教授(社会地理学・都市論)

小川てつオ(おがわ・てつお)野宿者

ジュールズ・ボイコフ(Jules Boykoff)パシフィック大学准教授(政治思想、社会運動)、元プロ・サッカー選手

鈴木直文(すずき・なおふみ)一橋大学大学院社会学研究科准教授(スポーツ社会学)

フィル・コーエン(Phil Cohen)イースト・ロンドン大学名誉教授(文化社会学)

小美濃 彰(おみの・あきら)東京外国語大学大学院博士前期課程在席(都市史、地域研究)

友常 勉(ともつね・つとむ)東京外国語大学大学院国際日本学研究院准教授(地域研究、思想史)

小泉義之(こいずみ・よしゆき)立命館大学大学院先端綜合学術研究科教授(哲学・倫理学)

山本敦久(やまもと・あつひさ)成城大学社会イノベーション学部准教授(スポーツ社会学)

テリエ・ハーコンセン(Terje Håkonsen)プロ・スノーボーダー

小笠原博毅(おがさわら・ひろき)神戸大学大学院国際文化学研究科教授(文化研究)

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