【著者】ルイ・アルチュセール
【訳者】市田良彦
【原題】Étre marxiste en philosophie
【シリーズ】革命のアルケオロジー 6
【判型】四六判、上製、スピン有り
【頁数】320頁
【定価】本体3,000円+税
【コード】ISBN978-4-906738-18-2
【帯写真】Boris Spremo (Tronto Star)
「理論における政治/階級闘争」から
「政治/階級闘争における理論」へ!
革命の前衛であるはずの共産党が「革命」(プロレタリア独裁)を放棄する——
1976年のこの「危機」に対抗すべく執筆されたまま
生前未刊行だった革命的唯物論の〈哲学史〉、
偶然性唯物論の萌芽とともに綴られる幻の〈哲学入門書〉が、今ここに明かされる。
哲学者は哲学者としていかに政治に現実的に関わりうるのか。
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【目次】
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※「本論」の目次は、アルチュセール自身が作成したものを訳出・レイアウトしたものであり、各章のタイトルではない(原著にも章タイトルはない)。
【著者略歴】
ルイ・アルチュセール(Louis Althusser)
1918-1990。マルクス主義哲学者。
高等師範学校でバシュラールのもとでヘーゲルを研究。
48年から同校教員となり、フーコー、ブルデュー、セール、デリダなどを指導。
48年にフランス共産党入党。80年に妻を殺害するが、事件当時の心神耗弱により免訴となる。
邦訳書に『終わりなき不安夢―夢話1941-1967』(市田良彦訳、書肆心水)、
『政治と歴史:エコール・ノルマル講義1955-1972』(市田良彦・王寺賢太訳、平凡社)、
『マルクスのために』(河野健二他訳、平凡社ライブラリー)、『再生産について』(西川長夫他訳、平凡社ライブラリー)、
『哲学・政治著作集Ⅰ・Ⅱ』(市田他訳、藤原書店)、『マキャヴェリの孤独』(福井和美訳、藤原書店)、
『資本論を読む』『哲学について』(ともに今村仁司訳、ちくま学芸文庫)など。
【訳者略歴】
市田良彦(いちだ・よしひこ)
神戸大学大学院国際文化学研究科教授。1957年生まれ。
著書に『存在論的政治』(航思社)、『現代思想と政治』(共編、平凡社)、
『アルチュセール ある連結の哲学』(平凡社)、『ランシエール 新〈音楽の哲学〉』(白水社)、
訳書にアルチュセールの上記書籍のほか、ランシエール『平等の方法』『アルチュセールの教え』(航思社)、
フーコー『悪をなし真実を言う』(河出書房新社)など。