久しぶりの更新となりました。

2月に刊行した市田良彦『存在論的政治』の書評が、「週刊読書人」4月4日号に掲載されました
評者は、松本潤一郎さんです。

松本さんは言います。

 〈「存在論的政治」は生の快活な肯定、ただし存在の分裂による肯定である。本書には多岐に渡る論考が収められているが、いずれにおいても市田氏は存在と名の間で動揺しながら思考し続ける。動揺、例えば反乱にそれが指し示す「傾向」に即した名が与えられるとその反乱は「存在」しはじめる。さらに名と存在の間の動揺がその名に信を置く者たちの中にまで波及して分裂が生じ、主体化の契機が開かれる。〉

本書の「可能性の中心」を鋭く剔出して展開する、読み応えのある書評です。

 また、5月4日付の「東京新聞」「中日新聞」には、本書の新刊案内が掲載されました。

これら書評や紹介をご一読のうえ、ぜひ書店でお手に取ってみてください!

(上記リンクをクリックすれば、別ウインドウで記事紙面が開き、全文が読めます)